こんにちは!英文校正ワードバイスです。
今回はアメリカの大学への正規留学(入学)をお考えの皆様に向けた記事となります。
※ここでは交換留学・語学留学等の短期ではなく、アメリカの4年制大学に外国人として入学することを正規留学とし、それに向けての入試対策についてご説明致します。
アメリカの大学への留学を決めたら
まず、アメリカへの留学を決めたら最低限考慮しなければならない基本事項に以下のようなものがあります。
- どの大学に出願するか
- 出願締め切りはいつか
- 自分の成績と試験のスコアは出願資格を満たしているか
- 学費はどうやって捻出するか
- 不合格となった場合どうするか
知らなければならないことがあまりにも膨大で途方に暮れてしまうという方もいらっしゃると思います。そんな皆様のために、今回の記事ではアメリカ留学を考える皆さんが最低限知っておくべき必須事項について簡単にまとめてみました。学部入試に関わるすべての情報を一度に収集しようとすると混乱してしまう可能性があるので、以下の項目に絞って説明していきます。
(1) 出願方法
(2) 出願方式
(3) 出願締め切り日
(4) 主要な試験日程 (ACT, SAT) です。
大学出願方法
- 以前の記事にて紹介しているように、米国内のおよそ 700校の大学で Common Application システムを採用しています。会員登録後、出願する大学を選ぶだけで各大学の締め切り日や必要書類が確認できます。出願する際は、Common Applicationシステムを利用して基本情報やエッセイの入力、提出ができます。
- UC (The University of California)系列の大学は独自の共通 UC application サイトを使用しています。
- Common Applicationを採用していない大学の場合、大学ホームページから入試情報を直接確認します。
出願タイプ
- Early Decision – この出願方式で出願して合格した場合は必ずその大学に入学しなくてはなりません。締め切りは一般的に10月中旬から11月中旬で、通常12月中旬に合否が発表されますが、各大学毎の締め切りを必ず確認しましょう。第一志望の大学が決まっている場合はEarly Decisionが合っていますが、このタイプ最大の短所は学費援助(financial aid, FA)の有無とは関係なく、合格したら必ず入学しなければならない点です。経済状況が憂慮される場合は、出願前に大学の奨学金システムを個別に問い合わせておくと良いでしょう。
- Early Action – このタイプでは1のように合格したら必ず進学しなければならないわけではなく、5月 1日までに進学を決定します。出願期間は10月中旬から11月中旬までです(大学別日程確認必須)。下のregular admission日程の学校へ選考料を納付する前に、現時点でのチャレンジ校(reach school)に合格できるか試すために使える方法です。出願したい大学がEarly ActionやEarly Decisionを採用しているかどうか必ず確認してください。
- Regular Admission– 通常日程での選考を意味します。出願した学校に合格した場合は5月1日までに進学を決定します。通常日程の場合、普通3月~4月中旬までは合否を知ることができません。出願締め切り日は一般的に1月1日または1月15日となっています。ただし、UC系列の大学の場合は11月末が出願締め切りとなっているので注意しましょう。
- Rolling Admission – 大学が出願を受け取った時点で合否が確定する方式です。早く志願するほど有利であり、遅くなるほど待機名簿に入ってしまう確率が高くなります。
出願締め切り日
米国の大学入試では一律の出願システムを採用していないため大学ごとに締め切り日は異なりますが、大きく分けて次の3つが主な日程となります:
- UC系列大学: 2017年11月30日
- 一般的なearly decision締め切り: 10月15から11月15日まで。出願予定の大学の日程を今すぐ確認しましょう。
- 一般的なregular admission締め切り: 2018年1月1日
- rolling admission: 待機リスト入りを避けるためにはできるだけ早く(12月から1月まで)に出願しましょう。
試験: SAT と ACT
SATとACTのうちどちらか一つのスコアのみを採用している大学もあります。また、両方を要求していなくても、SATやACTのほかに一つ以上のSAT II科目試験、特に作文試験を要求する大学がよく見られます。出願する大学のリストを絞るときには各大学が要求する試験スコアを確認し、そのうち必須試験のスコアをまだ持っていない場合はすぐに試験を申し込みましょう。
SAT と SAT II Subject Testの申し込みはここから。
- Early Decisionに出願したい場合、 11月 5日の SAT試験が最後の機会となります。それ以降となった場合、出願締め切りまでにスコアを受け取れない可能性があります。
- Regular Admissionの場合、スコアを出願校に送る前に自分で確認したい場合は遅くとも12月2日までにはSAT試験を受けなくてはなりません。2018年からは1月の試験日程がありません。志望校に合格するためには、なるべく早いうちにSAT試験を受けておくのが重要です。
- 試験スコアを自分で確認してから出願したい場合、大学側がそのスコアを確認するまでには更に数か月かかります。その期間が出願に間に合わない場合には、rush reportingというサービスを利用するのも手です。このサービスを利用すると、営業日基準2日以内に大学にスコアを送ることができます。しかし、このオプションを利用するためには追加費用が必要 ($31 v. $11.25)であるのに加え、既に発表されているスコアにのみ利用できるサービスです。 つまり、このサービスを利用したからと言ってまだ出ていないスコアが早く出るというわけではありません。その代わり、大学側により早くスコアを送ることができます。
- 下の表はSATと SAT II Subject Testの申し込み締め切り日です:
試験日 | 一般締め切り | 後期オンライン/電話受付締め切り* | スコア発表日 |
Aug. 26, 2017 [US ONLY] | Jul. 28, 2017 | Aug. 21, 2017 | September 14, 2017 |
Oct. 7, 2017 | 未発表。通常テスト日程4週間前に発表。 | 未発表。通常一般締め切りから2週間以内。 | 未発表。通常試験後3~4週間以内。 |
Nov. 4, 2017 | 未発表。通常テスト日程4週間前に発表。 | 未発表。通常一般締め切りから2週間以内。 | 未発表。通常試験後3~4週間以内。 |
Dec. 2, 2017 | 未発表。通常テスト日程4週間前に発表。 | 未発表。通常一般締め切りから2週間以内。 | 未発表。通常試験後3~4週間以内。 |
- 2017年8月26日に受けられるSAT II Subject Test科目は以下のようになっています:
- U.S. History
- World History
- Mathematics Level 1
- Mathematics Level 2
- Biology E/M
- Chemistry
- Physics
- French (no listening)
- Spanish (no listening)
- 2017年10月7日に受けられるSAT II Subject Test科目は以下のようになっています:
- Literature
- U.S. History
- World History
- Mathematics Level 1
- Mathematics Level 2
- Biology E/M
- Chemistry
- Physics
- French (no listening)
- Spanish (no listening)
- 2017年11月4日に受けられるSAT II Subject Test科目は以下のようになっています:
- Literature
- U.S. History
- Mathematics Level 1
- Mathematics Level 2
- Biology E/M
- Chemistry
- Physics
- French with Listening
- German with Listening
- Spanish with Listening
- Chinese with Listening
- Japanese with Listening
- Korean with Listening
- 2017年12月2日に受けられるSAT II Subject Test科目は以下のようになっています:
- Literature
- U.S. History
- World History
- Mathematics Level 1
- Mathematics Level 2
- Biology E/M
- Chemistry
- Physics
- French (no listening)
- Spanish (no listening)
- Latin
ACT.の申し込みはこちらから。
- Early Decisionで出願する場合、9月9日のACT試験が最後のチャンスとなります。10月28日のACT試験を受けたとしてもスコアの受け取りは間に合いますが、12月末までにスコアが公開されない可能性もあるためです。
- Regular Admissionの場合、10月28日までACT試験を受けるのが理想的で、遅くとも12月10日までには試験を受けましょう。SATと同様に、試験点数を確認してから大学に送りたい場合は大学側でのスコアの確認までに更に数か月かかります。このような場合はSATと同様にrush reportingを利用することもできます。
- 下の表は ACTの受付締め切りです:
試験日 | 一般締め切り日 | 後期オンライン/電話受付締め切り | スコア発表日 |
Sept. 9, 2017 | Aug. 4, 2017 | Sept. 30, 2016 | Sep. 19, 2017–Nov. 3, 2017 |
October 28, 2017 | Sept. 22, 2017 | Nov. 18, 2016 | November 14, 2017–January 2, 2018 |
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