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海外大学・大学院受験での英文推薦状(Recommendation Letter)の重要性

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

本日は、海外の大学・大学院に留学の際にほぼすべての大学で求められる「英文推薦状(Recommendation Letter)」についての記事をお送り致します。

これまで、高校(あるいは大学)の成績や受験のために必要な試験スコア、志望動機エッセイ(アドミッションエッセイ、SOPなど)の重要性に比べて、推薦状の内容については軽視される傾向がありましたが、最近は英米の大学・大学院アドミッションにおいて、意外なほどの重要性を持つのが推薦状だと言われています。

大学側も、学生の成績やSAT、GRE、GMATのような数値的スコアだけで、学生の才能や将来性を判断できないということをよく理解しており、その際重視されるのが記述形式で語られる英文エッセイの内容と、推薦状というわけです。出願用のエッセイは、受験生自身が主観的に作成するものですが、推薦状は自分をよく知る人から見た自分の客観評価が記述されるものです。受験生本人が内容を操作できない分(受験生自身が下書きを書いてから依頼する場合も多いですが)、どのような人に推薦状の作成を依頼するかがカギとなることが分かるでしょう。

では、推薦状は誰に依頼すれば良いのでしょうか?

推薦人選び


まさに、推薦状(Recommendation Letter)の完成度は「誰に依頼するか」にかかっているとも言えます。もちろん、自分とは特に関係がなくても、有名な教授や社会的に名の通った人に頼んでしまえばいいと言うわけではありません。受験生の学問的・人間的特徴を客観的に把握している人物でなければ、適切な内容の推薦状は作成できないからです。しかし、逆に、両親や友人、または本人の専門分野とは無関係でも親しい教授に依頼した方がいいのかと言えば、そういうことでもありません。後者のような場合は客観性に疑問符がついてしまうからです。

したがって、最も適した推薦人とは、受験生についてよく理解していると同時に、受験生の専攻分野と関連を持つ人物ということになります。また、推薦人を選ぶ際にはその人物との交流が少なくとも6か月~1年ほどあることも目安となります。

推薦状(Recommendation Letter)の作成


誰に依頼するか決めたら、いよいよ推薦状(Recommendation Letter)の作成に取り掛かります。しかし、留学用の推薦状の場合に問題になるのは、推薦人の英語力の問題です。特に日本の高校を卒業してすぐに海外留学を希望する場合や、社会人留学を目指す場合などは、高校の教師や職場の上司などの推薦人が、英文推薦状の作成自体が初めての場合も少なくありません。

推薦人が英語での推薦状作成が初めてであったり、内容に不安を抱える場合多く見られるパターンのうち一つとして、まず日本語で作成したものを英語に翻訳する方法、そして二つ目に学生本人が英文で下書きしたものを推薦人がチェックした上でサインをする方法があります。

日本語から英語に翻訳する方法を使用した場合、英語の推薦状の内容やフォーマットに関する常識(日本の推薦状が受験生の良い部分のみを取り上げるのに対し、英語圏の推薦状は事実に基づきあくまで受験生を客観評価する傾向が強いと言われる)を知らないために、完成した推薦状の信頼性について審査員が疑わしいと感じてしまう場合もあります。また、二つ目の方法を使用する場合にも、学生自身が出願時点で推薦状を書いた経験がないのが普通であるため、的外れな内容となってしまう場合もあります。

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