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学術論文のスタイルガイドはどんな種類がありますか? (APA, MLA, & Chicago)

学術的スタイルガイドとは?

英語文書に適用されるスタイルガイド(Style guide)のルールは国際共通です。 特に特定の学問分野では、ライティング、構文、文法、文書書式に関する広範囲な規則を提供する一種の’ガイドライン’です。 そしてスタイルガイドには引用文や参照書式に関するルールも含まれています。 特に、著者が共通して遵守できる標準を定めることで、スタイルガイドは学問的知識の共有の役割を果たします。

ジャーナルに論文を投稿する著者ならどんなスタイルガイドに従わなければならないのか知っておく必要があります。 スタイルガイドは論文全体をフォーマットする方法、参考文献を羅列して他の文献を引用する方法、そしてほとんどの場合、略語、綴り、句読点を扱う方法に対する細部的な情報が含まれます。 一部の学術誌は独自の書式とスタイルの要求事項を使用しているため、ジャーナルのウェブサイトにある’著者のためのガイド(guide for authors)’ページを確認してみましょう。

ここからは、論文に適したスタイルガイドを選択できるように、いくつかの分野にわたってよく使われる APA, MLA, Chicagoスタイルを引用したスタイルガイドの例を紹介します。 最後に、英文校正サービスが論文投稿用文章のスタイルガイドのフォーマットをどのように修正してくれるかについても説明いたします。

よく使われるスタイルガイド

学界で最も多く使用されるスタイルガイドとしては、アメリカ心理学会出版マニュアル(APA)、米国現代語学文学協会(MLA)、シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル(CMOS)などがあります。 学術研究論文を準備する際、少なくともこのスタイルのどちらかと必ず接することになります。

スタイルガイドの量はかなり膨大なため(長さ300~1000ページに及ぶ範囲)、それぞれの要求事項を熟知するのに多少時間がかかるかも知れません。 また、スタイルガイドは頻繁に改訂されるため、 最新版のスタイルマニュアルであるか必ず確認しましょう。

APA Style

APA styleはアメリカ心理学会(APA)の公式スタイルであり、心理学、教育学、そしてほとんどの社会科学分野の学術的文献の引用元を引用するのによく使用されます。 APA Styleを使用し、社会科学に関する研究者は一貫した認識が便利なスタイルに加工して、情報を効率的に伝えることができます。

APA Style論文の仕組み

テキスト内引用文

論文で他の研究や文書を参照する時は、テキスト内の引用を使ってどこで情報を見つけたか引用元を特定します。 APAスタイルで引用する時は、引用されたテキストの作成者と刊行日を含めなければなりません。

APAの引用と参考例:

引用文: (Brown, 2013)
参考文献: Brown, E. (2013). Comedy and the feminine middlebrow novel. Pickering & Chatto.

MLAスタイル

MLAは現代言語協会(MLA)が学術原稿と講座研究論文作成のために推薦するスタイルです。 これは英語、外国語および文学、文学批評、文化学を含む芸術および人文分野で最も多く使われるスタイル形式です。

MLAフォーマットのガイドライン

最初のページのフォーマティング

セクション見出し(Section headings)

セクションの見出しは、特に論文が長く(5,000語以上)、多くのセクションとサブセクションが含まれた場合、論文の読みやすさを向上させるために使用できます。 MLA形式を使用して論文を書くときは、アラビア数字とピリオドを使い、作品をセクション別に区別した後にスペースとセクション名を入力します。

小数点と数字を追加し、サブセクションと見出しを分けて、この情報が前の見出しの下に含まれていることを表示します。(例2.1、2.2、2.3… )

MLA Style Manualは見出しに関しては特定のフォーマティングを要求しないので、知っておきましょう。 数字、文字、または記号は使用しないでください。 最も重要なことは全般的にフォーマッティングを一貫して適用することだということを忘れないでください.

参考文献と引用文

他のフォーマティング・スタイルと同様、MLAスタイルの最もややこしい要素は、Secondary sourceの引用条件です。論文本文に傍証(in-text citations)を含める方法と作業終了時の作業引用(参考)ページを作成する方法の詳細は、「Purdue OWLのMLA」にある引用ページをご参考ください。 このサイトからAPAプル引用文や参照文献を確認することが出来ます。

MLA論文で出典を引用するための基本的なチェックリストはこちら

MLA例

引用文: (Nordhaus 33)
参考文献: Nordhaus, William D. “After Kyoto: Alternative Mechanisms to Control Global Warming.” American Economic Review, vol. 96, no. 2, 2006, pp. 31-34.

シカゴ·スタイル

シカゴスタイル(または“Turabian”)は人文系論文の引用元を引用する際に多く使用されます。 原稿の作成と出版から文法、使用方法、文書化までテーマをカバーし、一ページの下段や論文の最後に書誌引用文を配置することを要求することで最もよく知られている。 このスタイルは主にクラス論文よりかは出版作品に対するガイドとしてよく使われています。

研究論文にシカゴスタイルを適用する方法についての詳しい内容は、次の資料をご確認ください。

Chicago Styleの参考文献

CMOSを理解する中で、特に重要とするポイントは、Author-Date System (本文中に著者名と出版年を ( ) 内に入れて示し、文末に著者名順(アルファベット順)に文献を並べる方法のこと) とthe Notes-Bibliography (NB) System(本文中に注のように出現順に番号を入れて、文末に対応する番号順に文献を並べる方法)を知ることです。 この引用スタイルが研究論文でどのように適用されるのかについての例は次のサンプル文書にてご参考ください。

Chicago Styleの引用と参考例:

引用文比較チャート

Purdue OWLのウェブサイトはフォーマットのルールを適用する方法を学べる最高のオンラインツールの一つです。 もし、あなたが学術的作文に様々な学問的スタイルを使わなければならないとしたら、 Purdue OWLの便利な引用比較チャートを使用して、正しいスタイルを適用しましょう。

英文校正エディターにフォーマット確認をしてもらいましょう

ご存知の通り、正しいスタイルガイドを使用して研究論文を作成するためには、時間と労力が必要です。 スタイルのルールは定期的に改訂されるため、最新の指針を遵守するためさらに調べる時間を要します 。

このような理由から、著者と学者は専門エディターが文書のフォーマットを検討し、必要な事項を変更してくれることを期待します。 ワードバイスの学術専門英文校正者は様々な学術テーマ領域に対する専門知識を持っており、論文の書式がジャーナルに適切かつ正確であるか検討し、修正してくれます。 最近ではデジタル化の発達で、自動でフォーマット確認をしてくれるものもありますが、専門エディターによる校正がより正しく効果的であると考え英文校正サービスを利用する人がほとんどです。

ワードバイスの学術英文校正サービスページを通して一流ジャーナルに掲載する論文を準備するための校正内容をお確かめください。

ワードバイスの英文校正サービス