2023年04月17日

コモンアプリケーション エッセイを書く上で役立つ4つのコツ

コモンアプリケーション エッセイ執筆を充実した経験にしましょう

誰もが感じるように時間はあっという間に過ぎてしまい、間もなく何千という大学出願者達が、この極めて重要なエッセイを書く上での最良のアドバイスをインターネットで捜し始める事でしょう。

幸いにも、今年のエッセイの題は過去二年間のコモンアプリケーションエッセイの題と同じなので、既に数多くのリソースが公開されています。ワードバイスのアーカイブに保管されている記事やビデオでも題別にエッセイの書き方をご覧いただけますし、ワードバイスでは、願書書類の一部である出願エッセイを間もなく執筆する上で役立つアドバイスを提供します。

それらのリソースを読んだり閲覧しても執筆の準備にそれほど関心が湧かない場合に備え、ここでは、真剣に考えて、下書きをして、複数あるコモンアプリケーション エッセイの如何なる題にも取り組めるようにお手伝いをします。

1)ただエッセイを書くのではなく、物語を語りましょう。

多くの学生は、自分が優れたエッセイを書ける筆者である事を入学審査員に示さなければと思い、多数の潤色して華やかな言葉や言い回しを使いがちです。でも大抵の場合、どんなに美しく描かれた散文であっても、読者が最も覚えているのは物語(ストーリー)なのです。物語の背景、葛藤、解決策、そして主人公が克服した葛藤と、そこから学んだ事が重要素なのです。出願エッセイの本質は物語です。そしてその理由は、これらの全要素が入学審査員の心にいつまでも残る印象を与えるだけではなく、あなたという人物が逆境に立った時にどう対応できて、そこから大切な教訓を学ぶ事ができる人物である事を伝えられるのです。いかなる困難をもものとしないで、困難にぶつかる度により賢くなる主人公であれば、おそらく一流大学の困難なプログラムでも優秀な成果を上げる事が出来るでしょうから。

プロによるアドバイス: 物語を語る時、読者の興味を捉える為に、出来事の途中の箇所から話し始めましょう。そして出来事の最初に戻って背景や詳細を説明してから、直面している葛藤に再び戻り、その状況をどう乗り切ったかを読者に伝えます。

アイディアが浮かぶ

2)ユニコーンのような稀な存在になりましょう。

出願エッセイの書き方をブログで読んだのに何も覚えていないという方、それでも常に読者を楽しませる努力をするという事だけは覚えておいて下さい。読者は、主人公や他の登場人物の内心、風変わりな行動や印象的な行動に深く心を動かすものです。そして読者は、著者の叙述から主人公について学び、主人公の目から見る世の中を見るのです。パーソナル エッセイでは、一人称の物語設定で記述する事が重要で、如何なる行動や見解も“あなた”という人物を通して見る事です。

ここで“ユニコーンのような稀な存在”要素が重要になります。学術レベルが非常に高い大量の願書の中で、あなたは志望校にどんな独特な個性をもたらすのでしょうか? どんな興味をそそる欠陥を持っているのでしょうか? それはあなたが持つ社交不安障害が課外活動で何らかの素晴らしい業績をもたらしたことかもしれません。もしくは、あなたが持つ風変わりで奇妙な執念が、他の99%の科学や歴史専攻者たちよりも独自性に長けているかもしれません。もしくは、あなたのダサいエトルリア陶器の写真コレクションを記述したエッセイの評判が非常によいかもしれません(エトルリア人に悪気はありません)。最も大切なのは、あなたの取る行動や思考がどこからきているかを記述する事です。あなたの思考回路を説明して、あなたはどのような動機でそのような行動や思考をするのか、読者にあなたの心の中を見せてください。自分を物語の登場人物であると想像して、入学審査員たちに自分を覚えていて貰うような記述をしましょう。

プロによるアドバイス: 自分の“短所”について語る事を恐れないで。自らの欠点や弱点を認識する事は、あなたの成熟度や自己理解の表れであり、大学で学ぶ学生たちにとって非常に重要な特質なのです。

3)Show, don’t tell – 単なる言葉で示すのではなく、情景を描き出すような記述が大切(細部の描写が重要)

もうお分かりですね。今回の記事は、話術を取り入れたパーソナルエッセイを高く奨励しています。そこで、出願エッセイに取り入れるべき、散文/詩情のもう一つの黄金律をご紹介します。それは“Show, don’t tell.”です。この格言の意味は、筆者は、記述描写が読者の共感や感情に直ぐに繋がるように努力するべき、つまり“客観的相関物”を創造する努力をするべきという事です。でもこれは、理解は出来ても実行するのは難しい、特に執筆初心者(プロの筆者でさえ)は行動や感情を描写でなはく単なる言葉で示してしまいがちです。

このtelling と showingの違いは、telling は概要(summary)、showing は叙述(description)と思うと分かり易いかもしれません。概要には、状況の概観と、一般的に抽象的な名刺や形容詞を使用して事象、物、感情を記述します。叙述は、読者や聴者がその場の状況を即理解出来るように鮮明な細部の描写を与えます。あいまいな言葉や表現を使うことなく、細かな描写をすることによって、筆者や語り手の話の状況を理解する事が出来ます。

例えば、化学APクラスで優秀な成績をおさめたとして、その事を記述する二通りの言い方をご紹介します。違いが分かりますか?

Telling: “I really enjoyed all of my AP courses, but AP biology was the best. The teacher was excellent and I received superlative grades on tests and assignments. I even made a fantastic project that impressed all of my classmates. I consider this the apex of my academic success in a single class.”

私は、自分が出席した全てのAP授業が好きですが、その中でもバイオロジーのAP授業が一番好きでした。素晴らしい先生に習い、テストや宿題で最高の成績を貰いました。クラスメイトたちをも感心させた素晴らしいプロジェクトも作りました。この教科での成功は自分の絶頂点だと思っています。“

上記の記述では、筆者は、自己の感情や行動に関しては”the best”,”excellent”, “superlative grades”, “fantastic project”等の曖昧な表現をしています。強い言い回しや難しい単語を使うだけでは十分ではありません。読者は、何があなたにそう思わせたのかを知りたいのです。

下記の”showing”の例では、筆者が自分の成功を細かな描写を用いて、先生の行動が筆者にいつまでも強く印象に残る影響を与えた旨を記述しています。そして、この経験を、自分が今後の挑戦に立ち向かう意思に結び付けて、素晴らしい物語の描写になっています。

Showing: “My high school capstone of scientific achievement was my success in “AP Biology,” where I focused preparation and perseverance onto tests, projects, and even daily assignments, even winning second place at the county science fair with my exhibit on aphids. However, I owe much of this success to my remarkable teacher, Ms. Jensen, whose knowledge of all things biological and whose tenacity in expressing this knowledge encouraged me to spend the majority of my afternoons researching and building my exhibit. Her one-on-one weekly meetings gave me the constructive criticism I will need when I write graduate-level research papers…” 

高校での科学の成績の頂点は、バイオロジーのAPクラスで、テストやプロジェクトや毎日出た宿題の準備を怠わらなかった為、素晴らしい成績を収めることが出来たことです。アブラムシの研究でカウンティサイエンスフェアで二位に表彰されたこともあります。私がこの授業で成功できたのは、ジェンセン先生という素晴らしい先生のおかげです。ジェンセン先生はバイオロジーの知識に長けていて、その知識を一生懸命説明してくれました。そして、先生は私が放課後の時間の大半を研究や展示会の準備に費やす事を励ましてくれました。週に一度の先生との一対一の面談で得た前向きな批判は、将来、大学卒業論文のような高レベルの論文執筆にも役立つ事でしょう。”

上記では、ストーリーの中での細かな描写の大切さが分かりますね。単に自分の業績を書くのではなく、描写をすることで、読者にあなたという人物を理解して貰えるのです。

プロによるアドバイス: 良く書けている詩集を読んでShowingのスキルを上達させましょう。詩人というのは多くの説明、行動、感情、知覚詳細を限られた文字数で収めています。パーソナルエッセイの執筆には詩人と同じスキルが必要です。

4)とにかく書いて、後で校正

多くの筆者は、書き始める段階から完璧でなければならないと感じてしまいます。でも、正確さ、間違いの無さ、人の心を動かす書き方が下書きの最終段階では求められているものの、初回の下書きを完璧に仕上げるのはほぼ不可能ですし、頭に詰まっている素晴らしいアイデアが出てくるのを遅らせてしまうことでしょう。

そこで、そのような妨げを無くして創造過程に没頭できる幾つかのテクニークをご紹介します。

  • 自由記述(Free-write) 10分から30分間、ひたすら書く。何について書くなどの基本的な要素が必要であれば、自分に課題や出来事を与えてみて下さい。でもそれ以上の制約は定めない事、そして句や文章を書く度に、読み直して編集などしない事。これは一つの課題について出来るだけ沢山の文を書いて、自分に創造性を身につける練習です。
  • 下書きを略図にする(Outline your draft) 略図は、エッセイの基本的なロードマップになり、下書きの際、曲がりくねったり関係ない予定外の内容を加えてしまう事を避ける事が出来ます。こうすることで、エッセイを執筆中に大量の箇所を消却したり書き直すような事態を大幅に減らすことが出来るのです。 略図には詳細を書きますが、主なトッピックの数は2つか3つにしましょう。そうすれば、1ページに収めるべきエッセイが4ページにもなってしまう事態を避けられます。
  • 最初の下書きは手書きで(Write your first draft by hand) 現代のコンピューター時代にペンと紙を使って手書きなんて古い!(それに、へんなアドバイスをしている)と思うかもしれませんが、下書きの時点ではこれが非常に実用的なのです。コンピューターなら“適切な言葉”を数秒で表現出来るのに、手書きにすると追いついていかれないと感じるでしょうが、これは、書く予定ではなかった内容を書いてしまう事態を避ける事が出来るのです。キーボードだと、文章をタイプした後で、不要で行き当たりばったりの内容を記述していたと気付く事が多いからです。

エッセイを完成する過程において、執筆過程と編集過程は2つの全く別のモードだと思って下さい。執筆と編集は焦点のあて方が異なるので、ある程度の量の箇所や下書きを終了した後で、執筆モードから編集モードに切り替えるようにしてください。文章を何章か書き終えた後で、戻って編集しても問題ありません。たとえそれが3回か4回目の下書きだとしてもです。

最終の下書きが完成したら、信頼の出来る人に読んで貰い、文法やスペルや内部回路にエラーが無い事を確認しましょう。より良いエッセイに仕上げる為には、信頼できる友人や先生の前向きな批判は大切です。

その他にも、コモンアプリケーションエッセイをプロの校正者に送ってみるのもよいでしょう。プロの校正者は、間違いを校正するだけでなく、論点を改善して、あなたのストーリーをより効果的で自然な言い回しで伝えられるコメントを提供してくれます。ワードバイス校正サービスの願書専門の校正者たちは、今まで何千人という志願学生が希望の大学に受かる為のお手伝いをしてきました。格安で提供している admissions essay editing services をご覧ください。

今季、志望大学に入学する為の願書エッセイを書く学生の皆様、成功を祈ります!

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