こんにちは!英文校正ワードバイスです。
前回はLaTeXファイルの特徴とオンラインサービスのご紹介、そして英文校正を受ける場合はWord形式の取り扱いが多いという内容も説明しました。
今回の記事は、ではどうすればLaTeXをWord文書に変換できるのか?無料の方法はあるのか?についてお届けいたします。
LaTeXをメインに使用している研究者の方は、ジャーナル投稿や文書の共有、校正などのために今まで少なくとも一度はLaTeXからWordへの変換を経験しているのではないでしょうか。英文校正を依頼するにも、LaTeX形式は扱っていなかったり、英文校正料金表場合によっては追加料金を請求されてしまう場合もあります。また、分野によってはLaTeXが主流の場合もありますが、学術ジャーナル全体で見たときに、圧倒的多数のジャーナルがMS Word形式の論文を要求している事実もあり、LaTeXユーザーにとってWordへの変換ツール確保は避けて通れません。
LaTeXユーザーにとってMS Word形式への変換にあたって最も懸念されるのは、せっかく作り上げたレイアウトが崩れてしまうことではないでしょうか。本日の記事では、広く使用されているLaTeX→Wordの変換ソフトのご紹介と、無料で変換したいユーザーのための方法をご紹介いたしますのでご参考ください。
LaTexからWord形式への変換ツール
1. Grindeq
Grindeqは最も一般的なLaTexの変換ツールと言われています。安全性・互換性共に優れていて、LaTeXユーザーにとって分かりやすいUIを備えているため、ダウンロード後の操作に戸惑うことも少ないソフトです。LaTeXやオンラインのLaTeXコミュニティ、Q and Aフォーラムなどでも「ワードへの変換はGrindeqを使用」と公式的に言及されることが多いツールでもあります。
GrindeqはMS Wordのプラグインとして簡単に使用することができます。
- Grindeq.comにてソフト購入・ダウンロード。
- MS Wordから、変換したいLaTeXファイル(*.tex)を開く。
必要な場合は相互参照の設定を変更。(MS Word 上段メニューの GrindEQ Mathタブから) - 「名前を付けて保存」をクリックし、“Word Document”形式を選択して保存。
詳しい使用方法・価格についてはGrindeq.comから。
2. LaTeXをPDFで保存し、PDFからWord形式に変換
最近では、ネット上でPDFからMS Word形式に無料で変換できるサービスが数多く提供されています。LaTeXはPDF形式での保存に対応しているため、PDFを経由することで、事実上無料でLaTeXからワードへの変換が可能というわけです。しかし、フォーマットの崩れが気になる方にはおすすめできません。テキストに関してはほぼ完璧に反映されますが、数式・図・表などの場合エラーは避けられません。
PDFからMS Wordへの変換は様々な方法があります。MS Word 2013以上の場合、PDFを右クリックし、「プログラムから開く- Microsoft Wordで開く」を選択するだけで可能です。ただ、完璧な状態で変換されるわけではなく、図表などは書式が崩れる場合もあります。
2013以前のバージョンのWordを使用している場合や直接の変換に不具合が起こる場合は、上で説明したようにフリーのPDF変換サービスを検索し、利用してみるのも手です。
以上、LaTeXからMS Word 形式への変換方法をご紹介いたしました。
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