こんにちは!英文校正ワードバイスです。
本日は論文受理率を上げるための論文投稿ジャーナル選択のコツ(1)に引き続き、論文投稿ジャーナル選択のコツについての記事です。
4. ターゲットジャーナルに制限事項があるか
執筆した論文のタイプを受け付けていないジャーナルに投稿することで即座にリジェクトされてしまうことがあります。例えば、Journal of Psychiatryのような一部のジャーナルは、事例レポート形式の論文は掲載しません。したがって、ジャーナルごとの掲載条件を確認するためにターゲットジャーナルの「Guide for authors」の確認は必須です。また、ワード数制限にも注意が必要です。論文が8,000単語なのに、該当ジャーナルが5,000単語以上の論文を受け付けないとしていた場合、単語数削減のためにかなりの修正が必要となることでしょう。さらに、一部のジャーナルは非常に高額な掲載手数料を要求しているため、掲載費用が投稿への障壁になる場合もあります。掲載費用が高額になる例として、オープンアクセス・一定以上の追加ページ数・図のカラー使用などがあります。
5. ジャーナルの読者層
ジャーナルを選ぶ際、「読者」も考慮しなければならない要素のうちの一つです。ジャーナルごとに読者層は異なるため、ターゲットジャーナルを選ぶことは読者を選ぶことと同義です。これは特に学際的プロジェクト(interdisciplinary project)に関わっている研究者にとって大きな問題となります。例えば、「選挙の投票技術」に関わる研究を行ったとしたら、その論文はコンピュータサイエンス分野の主要顧客を読者として獲得しているジャーナルに掲載することも、また、より一般的な政治学ジャーナルに掲載することもできます。よって、著者はどんな読者にアピールしたいのかを決定し、読者にアピールするために論文が適切な方法で執筆されているか確認することが重要になってくるのです。
6. Journal Guideを利用
どんなジャーナルを選べばいいか全く見当がつかない場合は、Journal Guide (www.journalguide.com)のような無料ツールを利用するのも手です。Journal Guideでは、様々なジャーナルをタイトル・カテゴリ・出版社などで検索することができます。また、これを利用して論文のタイトルと抄録を入力し、似たテーマの論文を掲載しているジャーナルを探すこともできます。また、検討中のジャーナルリストをアカウントに保存し、並べて比較できる機能もあるので便利です。Journal Guideは8千万件以上の発表論文集とも言えるので、これを利用することで各ジャーナルのホームページをいちいち訪問する必要がなくなり、時間と労力を大幅に節約できます。
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