英語の校正サービスを利用するためにエディターを雇用する際、英語が母語ではないESLの著者はどの校正サービスを選択すべきか悩むことがあります。「編集(editing、エディティング)」が必要なのか、それとも「校正(proofreading、プルーフリーディング)」のみでも論文がジャーナルに提出する準備ができるのか、そして編集と校正の違いが何かが分からなければ仕方がありません。 校正と編集は検討過程の一部ですが、どちらの作業をするのかにより異なる結果を生むため、著者が悔いのない学術論文を完成させるためには、それぞれのサービスについてよく知る必要があります。
ワードバイスでは、毎年数千件の学術文書を編集·校正する専門英語編集·校正会社です。今までの経験や知識をもとに、編集と校正過程を控えた著者へ編集と校正サービスについて分かりやすく説明いたします。
英語で作成された学術文書(論文、学術誌原稿、文献レビュー、その他の研究文書など)と入学関連のエッセイや就職·ビジネス関連文書(CVや履歴書、事業報告書、その他の業務関連文献など)…いずれも必ず英語を検討する必要があります。文書ごとに内容と表現は異なりますが、いずれの文書も同様に編集、校正ができる方法があります。その一つが第三者の力を借りる編集や校正です。
エディティングとは何か?
編集過程では、英語の慣例的な表現や文法に深く精通した校正者が原文を確認し、文体、語彙、自然な表現や"流れ"の面で文の質を高める方法を探して修正しなければなりません。 校正者は語彙を代替して句節と文章を整えながら繰り返される表現をなくします。 編集後、文章はより明瞭で読みやすく、表現と用語はより正確になり、不自然な表現が消えるため、文章の全体的な品質が向上します。 このような編集過程を通じて著者がたとえ英語が母国語でなくても英語で書くのに何の問題もないということを読者に示すことができます。 どんな学術分野においてもレベルの高い文章が必要です。 編集は"良い"文章を書くために文章全体に焦点を合わせます。
ジャーナルエディター、研究員、または 同僚が文を読む時、文の質を評価するため著者にいくつかの基本的な質問を投げかけます。 次は言語とスタイルに焦点を合わせたいくつかの質問です。
- 「内容をきちんと伝達するための適切な用語が使用されているか?」
例えば、慎重に単語を選ぶことはもちろん大切ですが、必要な単語であるかということはさらに重要となります。 - 「文章の口調が、内容と読者層に適しているか?」
例えば、コンピュータサイエンスの下書き作成であれば、慣用語と口語体の表現のような日常的な言語を使用することは正しくありません。 - 「表現が重複している部分はないか?」
几帳面な読者は、文章の長さを伸ばすために意味なく追加された単語や表現を見つけ出してします。実際に多くのジャーナルが表現の重複に関する問題で掲載拒否をすることがあります。 - 「適切な用語で一貫性のある書式であるか?」
綴り違い、句読点の違い、書式の違い、専門用語の意味の変化があると読者はすぐに気付きます。 - 「文章の大部分が受動態で書かれているのか?」
受動態は研究論文(特にMethodsセクション)でよく使われますが、能動態はライティングをより簡潔で説得力を高めるため、様々なテキストで良く使用されています。
上記のライティングに関する問題は読者が文章を評価する際、どれほど多様なライティング要素を考慮しているかを示しています。著者自身が文書を書く際には見過ごしてしまいやすいミスが多々あります。優秀な校正者であればこのようなライティングの問題点を発見し、丁寧に正しい表現へと修正し、必要な部分を再配置する検討過程を通じて文書を整理します。文書の意味と著者の意図を維持しながら校正者は本文を改善することが出来ます。
校正とは?
編集が語彙、文体、流れを矯正する過程なら、校正は単語と文章単位で主に存在する言語の客観的なミス(間違った構文、間違った修飾語配置、ほとんどの文法ミス)を直す過程です。 校正は常に検討の最終段階でおこない、文章の最終品質検査と同じ役割をします。
上記のように、多くの読者は簡単に言語的な間違いを発見することができます。 もちろん出版などの目的によって変わるスタイル的な問題はありますが、客観的に見た時に発見できる言語の間違いは常に正しく修正されなければなりません。
下記は、校正者が確認をする項目をリストアップしました。
- 「綴り方や大文字の使用に誤りがないのか?」
スペルが間違った単語と文章符号の間違ったものはよく見るミスです。 - 「分句は正しいか?」
ピリオド、コンマ、セミコロン、コロン、引用文、疑問符、ハイフン、及びその他の分奏符号は、全て英語を書く上で重要な役割を持ちます。分句の性格かつ一貫性をもって使用しなければなりません。 - 「同音異義語の誤りがないのか?」
“They’re”、”there”と”their; ”road”と”rode”; ”meat”と”meet”…このような単語の共通点は全て同音異義語であり、ネイティブでないと見逃しやすい単語です。 - 「書式が正確かつ一貫して使用されているか?」”
形式には学術分野の慣例に規定された基本的な書き方の規則や特定ジャーナルに使用されるスタイルガイドが含まれます。ここには形式指定スタイル、英語の種類(アメリカ又はイギリス)、大文字の規則、フォント及びインデント等の問題が含まれます。優秀な校正者は言語的な規則をよく理解して校正します。
校正についての一般的な誤解は、オンラインやワープロソフトに含まれる文法やスペルチェックツールで簡単かつ効果的に行えると考えるものです。 しかし、実際はそうではありません。 Grammarlyのような自動校正ソフトは、スペルミスを見つけることは上手ですが、ほとんどの同音異義語を逃し、複雑な文章から文法のミスを探し出すことができません。 文章のすべてのミスを除去するためには、英語の文書で用語と記号をどのように適用するのかに対し、深く理解をしていなければなりません。 アマチュア校正者や専門資格、校正経験が多くない人は、完璧にすべてのミスを正すことは難しいのです。たった少しの間違いでも読者の集中力を落としかねませんので、十分な注意が必要です。
復唱となりますが、校正は普通の検討過程の最後の段階であり、研究論文や文献調査、学術原稿、ビジネス文書、大学課題、小説など出版を目指す全ての文書において非常に重要な役割をもちます。 効果的で明確な文章を書くために、いかなるミスもあってはなりません。 間違いのない完璧な出版物は、著者の長期的で、学問的な業績を築くのに大きな役割を果たします。
高品質の校正のための最善の方法は、長年の経験を持つ専門校正者に英文校正を受けることです。 著者の学術分野の専門知識を持つエディターであればなおさらです。 例えば、生命工学の経歴を持つエディターであれば、生命工学論文の主要用語のスペルミスを見つけ出す可能性がはるかに高いです。 より明確で精密な校正がされるほど、文章はより信頼されるものとなります。
編集と校正、どのサービスを選択すべき?
編集と校正は、どちらも必要です。 編集と校正は検討過程で順次進められることも、独立して別々に行われることもあります。 編集はライティングを向上させる過程であり、校正はライティングを完璧にする過程です。 このため、多くの作家が文章を完成する前に編集と校正を同時に受けます。 多くの研究著者は、最初の下書きを完成した後にまず編集を受け、すべての編集過程での修正内容が適用された後、作品の提出や出版直前に校正を受けます。 時間に余裕があり、金銭的な制約のない著者には何度も編集と校正を勧めますが、大部分の著者は二つのサービスを別々に利用することは時間的にも費用的な面ででも難しいです。 また、ある著者はジャーナルの掲載が断られたら、その後にまた追加で校正が必要となります。
編集と校正が必要か見極めるための要素
以下の質問全てに「はい」と答えた方は、編集と校正どちらも自ら校正ができます。
- 私は英語の基本法則をよく理解している。
- 私はネイティブレベルに英語を完璧に使いこなせる。
- 私は文法及びスタイル(誤字ではなく、規則理解不足による誤り)を正しく書く自信がある。
- 私は全般的に優秀な文章に仕上げることができる。
もしこのすべての質問に"はい"と答えることができれば、自ら校正を進めるだけの十分な能力があるといえます。しかし、語彙、語法、言語使用、自然な表現をより学び、特定の学術分野やテーマに関連したライティング能力など補いたい部分があれば、専門分野別に校正を受けることをお勧めします。 長い間、文章を書いた経験のあるネイティブの著者ですら、プロのエディターの支援を受けていることを忘れないでください。
私もエディティングサービスが必要?
様々な経験や作文の実力を持つ著者と協業する専門エディターと校正専門業者は、校正の重要性を熟知しています。
- 「英語が母国語ではないESL著者」
英語が母国語ではない人にとって、英語のニュアンスや単語(特に専門用語と技術用語)を正しく書くことに苦労します。もしも長年専門的な英語で話し、読み、学び、書いてきたとしても、ESL著者は論文やエッセイの課題など様々な文書を提出する前に編集と校正が必要です。学術論文を学術誌に投稿した経験のあるESL著者も、文書を書く度に用語と表現につまずくことがあります。編集と校正サービスを利用すればそんな不安も取り除けます。 - 「小説家、ノンフィクション作家など長い文書を扱う著者」
まず、英語の作品が出版される前には、必ず編集と校正の過程を経なければなりません。 また、比較的長い文書(5,000語以上)の著者は、 校正サービスを使用することにより、不自然な表現を修正してくれるので長文の文章には必ず必要なサービスと言えます。 ほとんどの出版社では、出版前に必ず校正者を雇って原稿を検討するので、編集を受けずに本や小説、長いエッセイを出版するのは致命的です。 - 「出版のため研究論文を書く学術著者」
ESL著者も英語が母国語である著者も共に出版を目的とする学術原稿のために校正者の助言を聞いて適用すれば、たくさんの助けを得ることができます。 人文科学や社会科学、自然科学分野の学術論文はほとんど同僚や専門校正者から検討を受けることになります。 この過程を通して多くの教授、研究員、学生が本人の文の全般的な質を向上させ、論文のテーマや背景をより効果的に修正し、Discussionセクションもより明確に修正することができます。 また、専門知識のない校正者のフィードバックより、テーマ領域(または関連分野)の専門知識を持つ洞察力のある校正者の提案の方がより信頼できます。 - 「ビジネス関連文書を作成する会社員や経営者」
製品またはサービス、消費者に合わせて企業は様々な文書を作成しなければなりません。 しかし、最近の伝統的な事業モデルがウェブ基盤事業やオンラインプラットフォームに素早く転換し、多くの企業はオンラインマーケティングの重要性に気づいています。 テキストの長さ、会社のコピーライターの文章、そしてコンテンツの目的に応じて、数多くのビジネス文書が校正と編集サービスを必要とします。 事業関連文書を作成する際、編集と校正の両方を受けることがビジネスにより良い影響を及ぼすでしょう。
校正サービスだけが必要な場合
- 「作文·編集能力に優れた学生、研究員、作家」.
多くの学者と大学院生は、長い間学問的作文能力を磨き、自ら学術論文を作成·編集できる能力を育てます。そして、能力が十分な著者であれば、客観的な文法、句読点、力学及び書式ミスを取り除くための基本的な校正を十分に果たすことができます。 しかし、うぬぼれは禁物です。 ベテランの専門家でさえ、本人が検討を十分に終えたと思っていても、専門家に検討を任せた時、依然としてスタイルと書式を修正しなければならない点が多く残っていることに気付き、驚かされます。 そのため、最終的に専門校正サービスで文章に残っている可能性のある部分を除去することが不可欠となります。 - 「すでに編集サービスを利用した作家」.
すでに広範囲な編集を受けており、文書が基本的に出版される準備ができているのであれば、最終の校正サービスだけで十分です。 原稿や文書の中に言語、句読点、タイポグラフィーにおいてミスがあってはなりません。 出版後に批評家がレベルの低い編集と校正を指摘すると、作家の経歴に傷がついてしまう可能性も生じます。
編集と校正を一段階に結合できる?
多くの英語校正業者が、サービスや価格、納期時間によって"編集"と"校正"のサービスを区分しますが、ワードバイスは校正と編集をひとつのサービスとして組み合わせた"英文校正サービス"を提供しています。 この種のサービスはフリーランスの編集とオンライン校正に目を向けた学界の専門家からますます人気を集めています。
ここ最近英文校正業者が増えていますが、このようなサービス業者の中で経験と特定学問分野に関する学位を所持した専門ネイティブ英文校正者を備えたサービスはほとんどありません。 ワードバイスは1,200以上の分野の修士·博士号を持つ校正者を保有しており、学術論文を最適な専門別校正者に割り当てることができる数少ない業者の1つです。 ワードバイスはあなたのために完璧な英語校正サービスを提供します。