2022年10月31日

2022-2023年度の大学院出願の時期

Wordvice

大学院への出願手順: 概要

大学院修士号の取得に乗り出すのは、費やす時間や費用を考慮すると人生において大きな決断であり、重大なコミットメントです。出願の決心をしたのであれば、希望のプログラムに合格する為に、最大限の努力をするべきです。例えば、願書の締め切りまでに下記の全てを終了するように十分な時間を持ちましょう。

–    出願したい大学院とプラグラムを決める
–    各大学院の必要条件を調べる
–    履歴書を作成/更新する
–    Statement of Purpose(志望動機書)personal statements(志望理由書)を執筆する
–    Grad school recommendation letters (大学院推薦状)を集める
–    必要であれば共通試験を受ける
–    出願申請書類 (application form)に記入する
–    資金/奨学金を確保する

出願手順を出来る限り順調に進めて、期日までに全出願書類を提出する準備に最も重要なのはタイミングです。期日に遅れたり願書書類に不備があると、ウエイトリストに回されたり不合格にされてしまう場合があります。この記事は、大学院プログラムに出願する時期と、山積みの出願作業が管理しやすくなるお手伝いをします。更に、合格の為の願書作成手順のタイムラインとステップをご案内します。

大学院への出願はいつ?

四年制大学を卒業してからそのまま大学院に出願するのか、もしくは数年職についた後で学校に戻るのかは、自らの専門分野や、人生において自らが今いる場所によります。下記では大学院出願の際に考慮する点をあげてみました。

学位と職種の考慮

·  あなたが進む職業は大学院学位が必要ですか? 専門職によっては大学院学位がないと先に進むのが非常に困難だったり不可能な職種があります(たとえば法律や研究職、そして医療分野です)が、その反面、学位は実際の職歴に比べるとたいして重要でない職種もあります。

·  あなたが進む専門分野/学校/プログラムは職歴を要求しますか? (MBAプログラムの多くは要求します)。それともその専門分野では、大抵の学生が大学4年生を終了する直後に修士号に進学を希望しますか? (医学生は通常このパターンで出願します)。

· 経験が要求される場合、志望プログラムに合格しやすい職種は何ですか? その職種はあなたの過去の職歴に関連していていなければなりませんか? それとも願書審査員たちはあなたに何らかの職歴がある事を確認したいだけですか?

· 新しい職種を目標として学校に戻りたいのですか? 志望プログラムが要求する教育と学位を持っていますか?

一身上と金銭面を考慮

大学院に進むには多額の費用がかかります。資金が調達できたとしても、自身の金銭状態を見直し、以前からの貯金がある事、今のあなたに大学院の費用の支払いが可能である事、大学院に通いながらパートタイムで仕事を続けられる事 (これは大学側とあなたの現職/現専門職によります)、そして政府からのローンを借りて後で返済する具体的な計画を立てている事を自覚して下さい。更に、卒業後に就くであろう将来の職種から得られる収入も考慮に入れるべきです。その為にはライフスタイルの標準を下げる必要が出てくるかもしれません。

たとえ奨学金を受けたとしても、入学後の最初の学期まで奨学金を受け取らない場合も出てきます。そうなると、先ずは新しい環境で生活する手段が必要になります。

あなたの個人的な人生境遇

大学院進学には、常に大きな人生の変化がつき物です。既に何年か仕事をした後で学校に戻る決心をした場合は尚更です。国を横断するような引っ越し(時には世界を横断する事もあります)をして、自らの人生を全く異なるスケジュールに合わせなければならなく、自らのライフスタイルや金銭的な調整が必要になります。家族や関係者たちが、あなたの大きな決断を受け入れてくれるか否やも考慮に入れるするべきです。どこにでも引っ越して一からやり直せる立場で無いのであれば、出願校やプログラムを決める際、その点も考慮に入れるべきです。

大学院出願のタイムライン: 毎月するべき事

当たり前のことのようですが、大学院への出願準備は出来るだけ早く始めるべきです。そうすることで、期日までに全手順を、自分の希望通りに終了する事が出来るからで、たとえ志望プラグラムに合格しなかったとしても、疑惑や後悔は残らないでしょう。ローリングアドミッションと呼ばれる、出願書類が到着する順に評価される(ですから早くに出願書類を提出する程有利です) 大学院もあれば、最終期日を待って、全出願者を一斉に評価する大学院もあります。一般的には、出願書類を提出する1年前から準備を始める事をお勧めします。

ここで紹介するのは、全ての手順を締め切り日までに終わらせる為の一般的なタイムラインです。翌年度の秋の願書の最初の締め切り日は2023年12月を予測しているので、その場合は願書の準備は2023年1月から始めましょう。締め切り日が早まったり遅れたりした場合は、それに合わせてタイムラインも調整して下さい。下記の表の詳細内容を参考にして下さい。ワードバイスのプロのアドミッション編集者(professional Admissions Editors)は、随時、出願手順の不明点の問い合わせを受け付けていますし、出願書類の全箇所がエラー無しで完結している事を確認する事ができます。

大学院出願のタイムライン

MonthWhat to get done
1月January出願を希望するプログラムを選ぶ(Identify programs you want to apply for)
2月February共通試験を受ける必要があるかを確認する。必要であれば試験に登録して、試験の為の勉強を始めるFigure out if you need to take standardized tests, register, start studying
3月March志望プログラム名をリストにして、必要事項や期日をチャートにまとめる推薦状の依頼を始めるMake a list of programs, maybe a chart to track requirements/datesStart asking for recommendation letters
4月April共通試験を受け始めるStart taking standardized tests
5月May推薦状の進行状況のフォローアップFollow up on recommendation letters
6月June資金源を探し始めるStart looking into funding sources
7月July在籍/卒業した各学校から成績証明書を取り寄せる必要であれば共通試験を受け直すRequest transcripts from schools you have attended/graduated fromRetake standardized tests if necessary
8月August志望動機書/志望希望書を書き始めるDraft your statement of purpose/personal statement
9月September志望動機書を編集する。他者からフィードバックを貰うEdit your personal statement, ask for feedback
10月October必要であれば共通試験を受け直す推薦状、フィードバック、成績証明書のリマインダーを送る願書書類の記入を始めるRetake tests if necessarySend reminders for letters/feedback/transcriptsStart filling in application forms
11月November志望動機書を書き終える必要書類が揃っている事を確認するFinalize your statement of purposeMake sure you have all the documents you need
12月December出願する!Apply!

1:  希望する大学院プログラムを選ぶ

自分にとって重要な大学院プログラムの要素を考慮して、その要素を持つ大学院を選び始めます。例えば、専門分野において特定の専門家と仕事を共にしたい? 場所に希望がある? プログラムに費やす費用に限度はある?  特に興味のあるカリキュラムや教育スタイル/設定はある? 名門校を卒業したい、それともあなたの専門分野で認識度の高い学校を卒業したい?

この時点で途方に暮れてしまうのであれば、プログラムの上位ランキングを見るか、あなたの専門分野で過去に学んだ教授/上司/専門家が勧めるプログラムがあるか、もしくは雇用者の立場で、どの学校の卒業生を雇いたいかを聞いてみましょう。そして更なる情報収集が必要な場合は、大学院/プログラムのウエブサイトを見たり、直接学校の願書担当者に問い合わせてみましょう。The GradCafeのようなフォーラムで在籍中の学生を探して問い合わせるのも、プログラムを選ぶ参考になります。そして、真剣に興味があるのであれば、学校訪問も考慮するべきです。

通常は、学校側がプログラムに合格する為に必要なテストの点数、成績、職歴/研究歴を提供します。自分の経歴、教育、経験に適したプログラムに出願する事が重要です。

2: 共通試験

志望校に出願する為の共通試験に申し込み、試験を受ける準備を始めます。プログラム毎に要求される共通試験も異なるので、志望プログラムのウエブサイトでどの共通試験を受けるべきか事前に確認しましょう。多くの大学はGraduate Record Examination (GRE)を要求しますが、大学院プログラムによっては異なる試験を要求するところもあります。下記のリストを参考にして、試験内容と試験日を十分理解して下さい。そして試験場に行って受ける試験とオンラインで受ける試験がある事もお忘れなく。

試験の種類/Test試験内容/Content
GRE General言語能力判定テスト、数学スキルテスト、エッセイ執筆Verbal and math skills tests, essay writing
GRE Subject心理学、数学、物理学、化学、生物学、文学Psychology, mathematics, physics, chemistry, biology, or literature
MCAT (Medical College Admissions Test)医学大学入試テスト生物学、化学、心理学、言語能力Biology, chemistry, psychology, verbal reasoning
GMAT (Graduate Management Admissions Test)経営学修士号入試テスト言語能力と数学スキルテストVerbal and math skills
LSAT (Law School Admissions Test)法学部入試テスト           論理的/言語能力、長文読解力Logical and verbal reasoning, reading comprehension

3: するべき事項が分かり易く一覧できる表(チャート)を作成する

1校以上の大学院に出願するのであれば(通常は複数の大学院に出願します)、収集しなければならない情報量の多さに途方に暮れてしまいがちです。特に各学校のタイムラインと必要事項が異なる場合は尚更です。作成する表では、志望する学校名/プログラムと出願に必要な全事項、各課題を終了するべき期日を明確にしましょう。その表を常に最新の情報に基づいてアップデートすれば、願書準備の期間中途方に暮れる事はないでしょう。

下記の表を参考にしてみて下さい。

 学校1School 1学校2School 2学校3School 3
Standardized tests共通試験の種類general GREgeneral + math  general GRE
Test dates試験日      7/30        7/30; 8/2        7/30
Status試験のステータスtaken, submitted試験を受けた、提出済taken, submitted試験を受けた、提出済taken, submitted試験を受けた、提出済
Transcripts成績証明書arrived 9/219月21日に到着済requested 9/109月10日にリクエスト済requested 9/109月10日にリクエスト済
Personal statement志望動機書prompted, 300 words課題有り、300単語数free, 450 words自由課題、450単語数free, 400 words自由課題、450単語数
Statusステータスdrafted 8/28月2日に下書き終了start on 8/108月10日に執筆開始drafted 8/68月6日に下書き終了
Recommendations推薦状need 22通必要need 22通必要need 33通必要
Recommender 1推薦者1StatusステータスProf. Smithスミス教授requested 3/33月3日に依頼済Prof Smithスミス教授requested 3/33月3日に依頼済Prof Smithスミス教授requested 3/33月3日に依頼済
Recommender 2推薦者2StatusステータスProf. Sohソー教授received 3/303月30日に受取済Prof. Sohソー教授received 3/303月30日に受取済Prof. Sohソー教授received 3/303月30日に受取済
Recommender 3推薦者3Statusステータス            –            –Dr. Burtドクターバートrequested 3/33月3日に依頼済
Application fee出願費用$5050ドル$6565ドル$6060ドル
Application due出願期日12/1812月18日12/1212月12日1/151月15日

3: 推薦状 (Recommendation letters)

大学院への推薦状を誰に依頼するか(教授、上司、アドバイザーなど)を決めるのに、やや戸惑ってしまうかもしれません。その為、出願者の多くはこの作業を後回しにしたり軽く考えてしまったりします。でもそれは大きな間違いです。なぜなら推薦状は願書審査員たちが合否を決める上で最も重視する項目の一つだからです。一般的には、大学院の推薦状は、あなたを良く知っていて、学生や研究者としてのあなたについて絶賛できる程あなたを尊重している学校や仕事場の上の立場の人に書いて貰うべきです。最低でも推薦状の一つは、以前もしくは現在の教授や学問上のアドバイザーに依頼するべきです。あなたのポジティブな労働倫理と、あなたが如何に優れた候補者であるのかを願書審査員たちに知って貰うチャンスです。在学中の大学4年生なら、推薦状を依頼するのに最も相応しいのは教授です。既に卒業してから長い年月が経っているのであれば、職場の雇用者や同僚に依頼するのもいいでしょう。推薦状に関するヘルプが必要な場合は、ワードバイスの記事、graduate recommendation letter templates and examples (大学院出願の為の推薦状のテンプレートと例)をご覧ください。

4: 共通試験/模擬試験

願書提出期日がまだまだ先であっても、出願の為に受ける試験のフォーマットや設定に慣れる為に、1度や2度は模擬試験を受ける事をお勧めします。模擬試験を早い時点で受ける事で、自らの勉強方法を調整したり、点数が低い場合は再度試験を受ける事が出来るからです。何度でも試験を受けたからといって何のペナルティもありませんし、最終的に一番高い点数を提出すればいいのですから、最初に受ける試験が上手く行かなくても心配ありません。ただ、その度試験を受ける費用を予算内に入れ、怠けていたからとか整理がきちんとできていなかったからなどという理由で追加の試験を受けるという浪費は避けるように。

5: 推薦状のフォローアップ

この時点でまだ推薦状を受け取っていないのであれば、依頼した教授や上司にフォローアップの連絡を入れるべきです。もしかしたら、あなたからの詳細の情報を待っていたり、忙しかったり、”後でする事”の紙山の中に埋もれてしまっているかもしれません。あるいは期日を忘れてしまっているかもしれません。いくら懇親的な教授でも全生徒の推薦状の期日を管理のは到底無理なので、あなたからリマインダーを入れるべきです。推薦者が忙しすぎてあなたの推薦状の執筆に苦心しているのであれば、必要情報やテンプレートを送り直した方がいいか、敬意を示しながら聞いてみるのもよいでしょう。。

6: 資金源 (Funding sources)

この時点で、学位取得中にかかる一か月の費用の予算を立て、予定した以上の資金が必要であるかを査定します。志望校のウエブサイトで資金取得のオプションがあるか、その為に追加のエッセイ提出や更なる試験を受ける必要があるか否やを確認して、以前作成したチャート/期日に追加しましょう。他にも奨学金を提供しているNational Science Foundation (NSF)のような独立機構で、NSF Graduate Research Fellowship Program のようなプログラムがあります。FastWeb.comは能力ベースの資金援助を探すのに最適ですし、Forbes article (フォーブス誌の記事)では、多数の大学院の奨学金、補助金、フェローシッププログラムを紹介しています。

7: 成績証明書 (transcripts)を取り寄せる/共通試験を受け直す

過去に在学した全ての大学から、大学院に出願用の成績証明書を取り寄せる時期が来ました。たとえ一期のセメスターのみ在学した大学でも、またそれが海外の大学であってもです。スキャンされた証明書を受け付ける学校もありますが、ほとんどの大学院は公式なコピーを直接学校の事務所まで送る事を要求します。証明書を早めに取り寄せておけば、提出期日までに何か問題が発生しても、解決するのに十分な時間があります。

過去に受けた共通試験の点数が必要/予想点数以下だった場合は、この時点で再度受け直しましょう。そうすれば今回優れた点数が出なくても、また挑戦する時間があるのですから。

8月~9月: 志望動機書 (your personal statement)

志望動機書(Statement of purpose  もしくはSOP letterとも呼ばれます)を作成する時期が来ました。志望動機書は短いエッセイであり、あなたの専門的で学問的な興味と背景を記述するものです。米国、英国、オーストラリア、カナダ、その他英語でのカリキュラムを使用している国のほとんどの大学院、MBAプログラム、そして博士課程プログラムにおいて、SOPは合否を決める重大な要素です。志望動機書では、成績や成績証明書で表されているあなたではなく、独りの人間としてのあなたを願書審査員たちに見て貰う為に執筆するべきです。下書き、編集を繰り返して完璧な動機書を仕上げて下さい。また、他人からのフィードバックも大切です。フィードバックを貰うのは、友人、家族、現在/過去の上司や教授、そして推薦状を依頼した人々です。この段階では時間をかけて、満足な結果に仕上げ、本当の自分を表現して、希望する学位修得に成功する動機書に仕上げて下さい。

10: 必要であれば試験を受け直す、リマインダーを送る、書類に記入する

過去の共通試験の点数に満足していないのであれば、もう一度受け直す最後のチャンスです。そして、推薦状、フィードバックを受け取っていない場合はリマインダーを送るべきですし、事務所のミスで成績証明書に間違いがある場合は訂正の依頼を入れるべきです。願書書類(大学のコース、テストの点数、住所などの沢山の退屈なタイピングがあります)の記入を始めるのもこの時期です。職歴、研究歴、教職経験や課外活動や出版物に関する詳細を記述します。履歴書 (resume)や経歴書 (CV)の提出が必要な場合は、この時点でアップデートして、自らのスキルや経験を披露しましょう。ワードバイスではプロの英文校正サービスを提供していますので、自身の履歴書に自信が無かったり、完璧な履歴書作成の為に他人の意見を参考にしたい場合は、是非ご利用下さい。

11月: 志望動機書と出願フォームの記入を終了する

受け取ったフィードバックに基づいた志望動機書を書き終え、必要であればこの時期に最終的な変更を加えます。よく書けていて、エラーが皆無である事を確認する為には、例えばワードバイスのStatement of Purpose editing services を利用して、プロの編集者に最終チェックをして貰うのも良いアイデアです。

全出願書類が手元に揃っていて、全必要フォームの準備が出来たら、願書から目をそらして一息つきましょう(一息の長さは今後残された時間によりますが)。そうすれば、”Apply”のボタンを押す前に、新鮮な視野からもう一度必要書類に目を通せるからです。

12: 送信!

必要書類を全てアップロードして提出! コンピューターを閉じて通常の生活に戻る前に、願書費用の支払いを終了した事も再確認!

2月~4: 結果

この時期に結果が出ます。また、多くの大学院は大学院訪問日(“visit days”)を2月~4月の間に設けます。訪問日には在学中の学生や教師陣と会うことが出来て、様々な質問をする機会があります。志願した学校が訪問日を設けない場合は、学校を選ぶ最終決定をする前に個人的にキャンパスを訪れ、教師陣や在学生から話を聞くのも良いでしょう。

大学院の出願に関してよくある質問

自分の人生の現時点で大学院に出願するべき?

その答えは、あなたの専門分野と、あなたが人生のどの位置にいるのかによります。法学、医学、一般研究などの分野に進むのであれば大学院学位が必要です。もしくは学位よりも実際の職業経験を遥かに重視する分野もあります。学位取得のプログラム(例えば多くのMBAプログラム)でも特定の職業経験を要する場合は、大学4年生の時点で大学院に願書を出しても合格する可能性はないでしょう。

そして、自身が置かれている人生の現状を考慮して、仕事を既に何年もしているのであれば、学校に戻る財源があるのか、そして、希望するプログラムに進む為に引っ越さなければならない場合は、扶養家族はあなたと一緒に引っ越すことが出来るのかを考慮に入れるべきです。大学院進学は、時間と金銭の一大事の決定です。そして、学位取得中は全面的に学問に集中できると確信してから出願するべきです。

いつから大学院の出願を始めるべき?

満足のいく出願書類を締め切り日までに完成するには(志願プログラムにたとえ合格しなかったとしても疑惑や後悔が残らないように)、期日から約1年前から準備を始める事をお勧めします。別の目安としては、大学院の始業の約18か月前から準備を始める事です。覚えておいて欲しいのは、定員の空き状況次第で出願を受け付けるローリングアドミッション(rolling admission)を適用する大学院もあれば、特定の期日(米国の大学院は通常12月か1月です)までに出願を要求する大学院もあるという事です。

どの大学院に出願するべきか分からない どこから始めればいいの?

あなたにとって、大学院の何の項目(名門、費用、場所、カリキュラムなど)が大切であるかを見極めて、その基準に当てはまる学校を探しはじめましょう。プログラムのランキングを見てもいいでしょう。専門分野の教授/上司/専門家にお勧めのプログラムを聞いてみましょう。その後で大学院やプログラムのウエブサイトで詳細を調べるか、もしくは直接学校の事務所に電話をして更なる情報を問い合わせましょう。在学中の学生とも話をして(たとえばTheGradCafe.comを利用して)具体的なプログラムに関して聞いてみましょう。自らの学校訪問もお忘れなく。

2022-2023年度の大学院出願の締め切り日はいつ?

秋セメスターの期日は様々ですが、ほとんどの学校は12月か1月が期日です。例えば、スタンフォード大学(Stanford)は9月15日から出願の受け付けを始め、修士号プログラムは2023年1月6日が締め切りです。デューク大学院 (Duke’s graduate school)は1月から3月中旬の間であり、イエール大学(Yale)は12月1日に受け付け開始で、1月2日に締め切る学科もあります。ローリングアドミッションを適用している学校の例をあげると、ピッツバーグ大学 (University of Pittsburgh)ミネソタ大学 (University of Minnesota)ミシガン州立大学 (Michigan State University)です。

大学院出願エッセイの準備

最後に、願書の必要条件はプログラムによって異なりますが、おそらく次にあげる書類はその大学院でも提出を要求されます。GREや他の共通試験の点数、推薦状 (letter of recommendation)、アップデートした履歴書(CV/resume)、出願申請用紙、そして志望動機書 やパーソナルステートメント (Personal statement)です。力強い説得力のある志望動機書 やパーソナルステートメント (Personal statement)で願書審査員たちをあっといわせ、志望校への合格のチャンスを掴みましょう。これらの書類に関してヘルプが必要だったり、願書手続きにおける助言が必要であれば、多数の記事やビデオが掲載されているワードバイスのアドミッションリソース(Admissions Resources)のウエブサイトをご覧ください。また、ワードバイスのアドミッション編集サービス (Admissions Editing Services)は、あなたのエッセイを英文校正して、執筆に磨きをかけ、長所をハイライトして、希望校に合格する為のお手伝いをします。

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