名詞
名詞は、人物、動物、場所、物またはアイデアを指しています。名詞は、英語の語彙に用いられるの大部分の単語を包含しており、普通名詞、固有名詞、具象名詞、抽象名詞、集合名詞といったいくつかの異なる種類があります。種類の違いにより適用ルールも異なるため、それら種類がどのように形成されているかを理解することが重要です。
名詞の種類
種類 | 役割 | 例 |
---|---|---|
普通名詞 |
一般的に人や物を指す |
man, sister, frog, day, city |
固有名詞 |
特定の人・場所・組織・物の名前を指す |
Apple, Paris, Microsoft, Mary, Amazon, St. James Samsung |
具象名詞 |
私たちが触る・見る・聞く・匂いを嗅ぐ・味わうことができる物質的な物を指す |
balloon, board, chocolate, laptop, pumpkin, shoulder |
抽象名詞 |
非物質的で無形な物を指す |
beauty, bravery, love, time, friendship, fear, hatred, honesty |
集合名詞 |
物・人・動物等の集団を指す |
committee, group, flock, herd, bunch, pack, fleet, set |
目次
- 1.普通名詞と固有名詞の違い
- 2.普通名詞の種類
- 3.主語としての名詞
- 4.目的補語としての名詞
- 5.修飾語としての名詞
- 6.同格語
- 7.可算名詞と不可算名詞の違い
- 8.所有格名詞
普通名詞と固有名詞の違い
固有名詞は、人・場所・物の特定な名称を指している点で普通名詞とは異なります。固有名詞のスペルは常に大文字から始まります。
- 普通名詞
- Have you seen my cat?
- 固有名詞
- Have you seen my cat, Fluffy?
- 普通名詞
- I visited another country for spring break.
- 固有名詞
- I visited France for spring break.
普通名詞の種類
普通名詞は、一般的な品目を表すための単語です。普通名詞には次の3種類があります。
具象名詞
抽象名詞
集合名詞
具象名詞
五感(味覚・触覚・視覚・聴覚・嗅覚)により識別できる物質的な物を具象名詞と言います。
- Example
- I love the flower you gave me.
- Example
- The liquid was boiled in a flask at 110 degrees.
抽象名詞
五感(味覚・触覚・視覚・聴覚・嗅覚)のいずれかで識別不可能な非物質的な物を抽象名詞と呼びます。通常の場合、抽象名詞はアイデア、性質、状態などを指しています。
- Example
- Many people say that time is relative.
- Example
- Try to find the beauty in things around you.
集合名詞
集合名詞は、人・動物・物の集合体を表す単語です。集合名詞は単数、複数のどちらの場合もありますが、一般的には単数名詞として扱われることが多いです。
- Example
- The choir at the church is really good.
- Example
- I saw a flock of birds flying.
主語としての名詞
センテンスには必ず主語が必要となっており(アクションを行う人・場所・物など)、センテンス中の主語は常に名詞もしくは代名詞になっています。
- Example
- Research papers are very important to scientific studies.
- Example
- Susan works as the COO of the company.
目的語としての名詞
名詞はセンテンス中で目的語としても使われ、直接目的語、間接目的語のどちらの場合もあります。
直接目的語
動詞の直接目的語とは、作用・影響を受ける物のことです。直接目的語を探す場合、まず動詞を見つけたうえで「何が・誰が影響を受けているか?」を考えます。
- Example
- The little girl loves her nanny.
(The girl loves whom? Her nanny)
- Example
- The university president awarded the best students.
(Whom did the university president award? The best students.)
間接目的語
間接目的語とは、アクションを受ける人・受益者のことです。間接目的語を探す場合、まず動詞を見つけたうえで「そのアクションは誰に向けたものか?」を考えます。
- Example
- In art class, I made my sister a sculpture.
(I made what? A sculpture. For whom? My sister)
- Example
- Let’s bring our parents breakfast in bed.
(Let’s bring what? Breakfast in bed. To whom will we bring it? Our parents.)
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主語補語と目的補語
主語補語
主語補語とは、連結動詞(主語と新しいアイデアや説明とをつなぐ動詞)の後にくる単語またはフレーズのことで、主語について明らかにしたり、説明したりします。
- Example
- She looks like a ghost.
- Example
- Lions and tigers are mammals.
目的補語
目的補語は、直接目的語の後にきて、直接目的語を言い換えたり(リネーム)、それがどうなったかについて述べます。
- Example
- She was named the captain of the team.
- Example
- Her mother will do anything to make her a doctor.
修飾語としての名詞
ある特定のタイプの人や物について説明するために、名詞を別の名詞の前に置くことができます。その場合、2つの名詞の位置は隣り合っていて、1番目の名詞が2番目の名詞に説明を加える形容詞としての働きをします。
- Example
-
chocolate cake
a fifty-kilometer journey
leather purse
同格語
同格語とは、その前にくる名詞をリネームしたり明確にしたりする名詞または名詞句です。同格語は、別の名詞に関する説明を加える目的で使われます。同格語と別の名詞はカンマで区切られています。
- Example
- I have to call my friend, Bill, about the problem.
- Example
- My car, a small sedan, is not big enough to fit all of you.
可算名詞と不可算名詞の違い
可算名詞
可算名詞とは、人・動物・場所・物・アイデアといった数えられる個体のことです。
- Example
- The calculus book is on the table.
- Example
- There are at least twenty French restaurants on this street.
不可算名詞
不可算名詞は、個体ではないため数えることができません。不可算名詞は、複数形の概念を表す単語(glass, flock, pair)や、数量詞(some, many, a lot of)とペアで使うこともできます。
- Example
- There is no more water in the cup.
- Example
- Her level of intelligence is extremely high.
- Incorrect
- Can I have a bread?
- Correct
- Can I have a loaf of bread?
- Incorrect
- The vase is made of a clay.
- Correct
- The vase is made of clay.
- Incorrect
- Put in two butter to make the cupcake.
- Correct
- Put in two scoops of butter to make the cupcake.
所有格名詞
所有格名詞とは、何かを所有する名詞のことで、そのような名詞が物や性質の所有者となります。一般的に、名詞にアポストロフィと「s」を付けることで所有格名詞が形成できます。複数形の名詞や語尾が「s」で終わる名詞の所有格にはアポストロフィだけを付けます。
- Example
-
the laundry's smell
a tree's beauty
cabbage’s nutrition