コロン（：）の使い方

コロン（:）は、その前にくる文節に書かれた情報を解説または展開させる句読点です。一般的に、コロンは独立節の後につけて、単語やフレーズの紹介をしたり、リストアップする事物に焦点を当てたります。

ただし、コロンはパワフルな句読点である点を念頭に置く必要があります。そのため、文章を書く際コロンはやや控えめに使いましょう。当記事では、コロンの特徴、使い方の例、よくありがちなミスを避けるための方法を説明します。

コロンは、単語やフレーズを紹介する際によく使われます。その場合、独立節の後にコロンをつけます。

ある物や事象を紹介するためにコロンを使う際、コロンの前にくる文は独立節、すなわち完結したセンテンスである必要があります。

事物のリストや、一連の項目を紹介するためにコロンを使います。

事物の羅列の前に句読点が必要ない場合や、他により適切な句読点がある場合にはコロン使用を避けましょう。

事物リストの作成の際のコロンの正しい使い方

コロンが使える場面は多数ありますが、ここでは学術的な文章の執筆上で避けるべき、よくある誤った使い方を見ていきます。

内容に関連性のない文節と文節をコロンで分ける

２つの独立節の間にコロンを挿入できるのは、第２文節が、第１文節の内容を強調したり、第１文節に重要な詳細を付け足したりする場合です。

コロンの使い過ぎ

適切な箇所に挿入されたコロンは読者の注意を引き、「ここには何か重要な情報があります：具体例のリスト、または詳細の解明。」というメッセージを送ります。

コロンの使用は読者の注意を引き寄せるのに大変効果的なため、どの情報が重要かを明確に示すためにしばしば使われます。この理由から、多くの執筆者は学術論文のメインテーマやそれを補強する証拠の紹介にコロンを用いています。

コロン使用に伴う正しい大文字の使い方

コロンの後にくる最初の単語の頭文字は大文字にしません。ただし、それが固有名詞、引用文の一部、一連の文の最初のセンテンスの場合は頭文字を大文字にします。

カンマの代わりにコロンを使用するケース

引用文が複数のセンテンスから成る場合、カンマの代わりにコロンを使って紹介します。